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このコーナーでは、お米に関する豆知識をご紹介していきます。

その1 お米につく虫
その2 鏡もち 2007/12/19 更新



豆知識その2 鏡もち

◆ おもちについて
 わたしたちが普段食べている白米の種類は「うるち米」といいますが、 より粘りの強い「もち米」をつきつぶして成形したものが「もち」です。
 もちの語源は、粘りのあるめしという意味の「糯飯(もちいい)」、持ち運びに便利なめしという意味の「携飯(もちいい)」、 その形から満月を表す「望月(もちづき)」に由来するなど多数の説があります。
 古くは正月や祭り、結婚式、子どもの誕生、家の新築などの祝い事、また「耳ふさぎもち」のような凶事など、特別な行事の際に用いられました。

 今回はお正月も近くなってきましたので、鏡もちについての豆知識です。


◆ 鏡もちの由来
 古くから、もちは神の食べ物と考えられ、神へのお供えものとして用いられてきました。 鏡もちの形は、人の魂、つまり心臓をかたどったものと言われ、鏡とは魂を表す神器でもあることから、 祖先と我々の魂を映す鏡と見立てたとも考えられています。 お正月には年神様へお供えし、あとで下げていただくのがならわしです。 年神様にお供えした鏡もちを食べると、新しい生命力が授けられると言い伝えられています。

◆ 飾り方
 もちを大小2つ重ねるのは、陰と陽を重ね、福徳の重なることを願うためと言われています。 飾り方が現代のようになったのは、武家社会で「軍神をまつる」という思想が生まれてからのこと。 各武家ではもちを具足(甲冑)や鏡台に供え、具足もち(武家もち)、鏡もちと呼んでいましたが、 それが一般家庭にも広まって各自の家に飾りもちをするようになりました。 「お供え」「お飾り」「お重ね」とも呼ばれています。
 飾り方は地方によってさまざまですが、多くは三方の上に奉書紙か半紙を敷き、四手を垂らして、葉裏を見せたウラジロとゆずり葉を置き、もちをのせ、昆布を垂らし 橙(だいだい)を飾ります。 これに伊勢海老が橙をかかえるように水引で結んでのせたり、「寿」などとかかれた扇をあしらったり、 山海の珍味や串柿、ホンダワラ、栗、ごまめ、南天、飾りのしなど、延命長寿、一族繁栄、福徳につながるいわれを持つ品々が使われます。

◆ お飾りのいわれ
【 四手(しで) 】
御幣、紙垂とも。四方に大きく手を広げ、繁盛するようにとの願いが込められています。
紅白の赤い色は魔除けの意味があります。
また稲穂の垂れ下がった姿を表し、豊作を願う神事にも用いられます。
一般によく見られる四手は三刀四下がりといって和紙に三箇所切り口をいれて折られたものです。

【 ウラジロ 】
シダ植物の一種で葉の裏が白いのが名前の由来。
ウラジロの茎は長く伸び、その先端から毎年2枚の葉を付けます。
「おじいちゃん・おばあちゃん」の間から茎が出て「お父さんとお母さん」の2枚の葉があり、
さらにその間から新しい「若夫婦」の2枚の葉が出てくるところから、家族の繁栄を表しています。
また葉の裏の白いことから夫婦共白髪まで長生きしますようにという願いを込めています。
左右に開く大きな葉は諸向(もろむき)といって、夫婦仲が良いことも表します。
また葉の裏が白いことは、後ろ暗さがなく、潔白であることを表すとも言われます。

【 ゆずり葉 】
鏡もちの下に三枚の葉を敷いて使います。
ゆずり葉の葉は新芽(子の葉)が出ると古葉(親の葉)は下向いてしまいますが落ちません。
翌年孫葉が出てその成長を見て落ちます。
つまり、ゆずり葉は三代続く葉ということで、生命の永続性を象徴するのです。
別名は親子草(おやこぐさ)。

【 橙(だいだい) 】
だいだいは、一度実がつくと4〜5年は落ちずにいるといいます。
冬に熟した果実の色をだいだい色というようになり、だいだい色の語源です。
冬に黄熟したものが翌年の夏には再び緑に戻るところから回青橙(かいせいとう)とも呼ばれています。
同じ木に何代もの果実が残っているので「代々(だいだい)」との名が付きました。
家庭内に祖父母、両親、子供達と三世帯が住む事により、家系が代々繁栄する事を意味しています。
この木は生命力が強く、暑さ、寒さにも耐え、樹齢も長く縁起のよい木と言われています。

【 昆布 】
よろこぶとかけています。昆布は和名を「ひろめ」といい、家運が広がることを祈るものでもあります。

【 串柿 】
串柿は1本の細い竹串に10個の干し柿をさしたもので、三種の神器の一つである剣に見立てています。 また一致結束、幸せをしっかりと取込むとも言われます。 柿には嘉来(かき)の字をあて、喜び来るの意もあります。

【 ホンダワラ 】
身が米俵の形をしているので「穂俵(ほだわら)」の名が付き、変化して「ホンダワラ」となりました。 実が米俵に似ていることから、稲穂と米俵になぞらえて豊作祈願の意が込められています。
また、古代の人はホンダワラは海の中で沢山の気泡をつけるので、そこに海の生物の霊が寄り付いていると考え、「タマ(霊)モ」と呼びました。 この「タマモ」を正月に飾ることには、年神様の神霊によって海の魚たちが生まれ変わり、大漁の年になることへの願いが込められているとも言われます。

【 伊勢海老 】
その姿になぞらえ、腰が曲がるまで長生きできるようにと祈るものです。

【 扇 】
末永く繁栄していくようにとの願いが込められています。

◆ 飾る時期
 時期は12月28日までを目安に飾るとよいとされます。「八」という字は末広がりで良いとして28日も好まれます。 29日は、「苦」につながるので避けるところもあれば、「福」と読み替えて、この日に飾るところもあります。 31日に飾るのは神様を迎える誠意が足りないという考えから「一夜飾り」「一夜餅」として忌避されます。

◆ 鏡開き
 1月11日には飾ってあった鏡もち割る、鏡開きが行われます。これも武家社会の風習で、もともとは元旦に硬い飴を食べて延命長寿を願う中国に儀式に由来すると言われています。 古くは「刃柄(はつか)」にかけて、20日前後に行われていましたが、江戸時代からはこの日に行われるのが一般的になりました。
 年神様へのお供え物をいただくことにより、1年間の息災が約束されると言われています。 正月中飾られていた鏡もちを割るということは、大正月の終わりとその年の仕事始めを意味します。 商家では「蔵開き」、道場では「道場開き」、農家では「田打正月」として形だけの鍬入れの儀式をして、それぞれ一年の出発とします。
 鏡もちを飾るのは武家の風習であったため、「切る」「割る」という武士の忌み言葉を避け、運を「開く」という意味を込めて 鏡開きといいます。 鏡もちを開く際には刃物は使わないのがしきたりです。10日まで飾った鏡もちは、11日に飾りをとくと同時に手や木槌で割り砕き、 小豆のおしるこやぜんざい、あるいは雑煮にして食べるのが一般的です。
 残った分は小さく割って、風通しのよい涼しい場所でさらに乾燥させ、油で揚げてあられをつくるのもおいしいものです。

 お正月の風景に欠かせない鏡もちですが、ひとつひとつに意味が込められた古くから大切にされてきた日本の風習なんですね。 ゆく年を振り返り、わたしたちを支えてきてくれたすべての物事に感謝の気持ちを込めて、鏡もちを飾りましょう。

 お米の井上では鏡もちもお取り扱いしております。お気軽にご来店下さい。
 ご予約も承っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
 お米の井上 フリーダイヤル:0120−21−1026

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豆知識その1 お米につく虫

お米につく代表的な虫はコクゾウムシです(下写真)。

コクゾウムシ

【生態】
コクゾウムシはお米一粒一粒に卵を産みます。
幼虫はお米の中で成長し、成虫になるとお米の外に出てきて、2〜3ヶ月生存します。
卵から成虫になるのに夏で約1ヶ月、春秋で約2ヶ月かかります。
成虫の体長は約4ミリです。時期はなく1年中生存します。15℃以下では繁殖できません。

【予防策】
1.米びつはいつも清潔に保ちましょう。
2.お米を買ったら1ヶ月以内位に食べきりましょう。
3.夏場は冷蔵庫に入れましょう。コクゾウムシは15℃以下では繁殖できません。
その他、唐辛子を米びつに入れるとよいとされますが、実証はされておりません。

【その他の虫達】
その他の虫

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